CBDの研究:CBDにはどんな可能性があるのか

CBDを研究する女性
CBDオイルが健康・美容業界でますます人気のあるサプリメントになるにつれて、CBDの背後にある科学的証拠を探す研究が続けられています。
しかし、実際にCBDが健康上の利点にどのような影響があるのでしょうか?
 CBDについて明らかにされた情報について詳しく見てみましょう。
 

CBDとは?

CBD(カンナビジオールの略)は、大麻植物に含まれる最も一般的でよく知られた活性化合物の1つです。ヘンプは、CBDの含有量が高く、THC(テトラヒドロカンナビノール)の含有量が低いため、CBDの抽出によく使用されます。
CBDは、いくつかの理由により人気のある研究対象の化合物になっています。 CBDは一般的な大麻のイメージである「ハイな状態」を引き起こしません。 また、化学物質依存を含む深刻な副作用を引き起こさないことが研究の結果でわかっています。したがって、CBDは「ハイになる」作用を含まない内因性カンナビノイドシステムと相互作用する成分となります。
 

CBDの研究初期

1942年、CBDはアメリカの化学者「ロジャーアダムス」によって初めて隔離されました。当時、すべての大麻および大麻誘導体は米国で禁止されており、麻薬取締局(DEA)の規制の下で薬物とみなされていました。すべての大麻植物の栽培と消費は、1970年の規制物質法で禁止されました。
2018年、0.3%未満のTHCを含むFarm Billヘンプが米国で連邦レベルで合法化されました。0.3%より高いレベルのTHCを含むマリファナは、依然として違法薬物と見なされています。
カンナビノイドと大麻に関する初期の研究では、科学者はどのカンナビノイドがどの効果を引き起こすかについてほとんど知識がない状態でした。 
 
大麻研究の父と言われるイスラエルの「ラファエル・メコーラム博士」が立体化学または化学的特性を特定できるようになったのは1963年まででした。
その後まもなく、「ラファエル・メコーラム博士」によってTHCが発見されました。
 
この画期的な発見により、どのカンナビノイドがマリファナの使用による中毒性のある「ハイな状態」に直接影響を引き起こしているのかが明らかになり、CBDは心を変える化合物ではないことが証明されたのです。
 

CBDは身体にどのように作用するのか?

1990年代の研究により、「エンドカンナビノイドシステム」と「カンナビノイド受容体」が発見され、CBDが人体と相互作用する方法が明らかになりました。
カンナビノイド受容体の発見は、1992年に「Lumir Hanus博士」とアメリカ人研究者の「William Devane博士」による内因性カンナビノイドシステムの発見にもつながりました。内因性カンナビノイドシステム(ECS)は、全身のさまざまな機能の調節に関与する細胞応答システムです。この発見は、CBDを含むカンナビノイドが体内にあるカンナビノイド受容体と相互作用することが明らかになったとても重要な発見でした。
CB1、CB2と呼ばれるカンナビノイド受容体はカンナビノイドを取り込むことに特化した受容体で、身体中に分布しそれぞれ異なる働きをします。
CB1受容体は、痛みや不安の緩和、感情のコントロール、
幸福感を感じる、などといった作用があり、CB2受容体は免疫機能の調整や抗炎症作用などの働きをします。
こうしたことから、エンドカンナビノイドシステム(ECS)は
 
・睡眠
・食欲
・感情
・運動機能
・免疫機能
・痛み、炎症
・記憶
・体温調節
 
など、多くの身体調節機能に影響していると考えられています。
 

CBD研究の現状

過去数十年にわたる研究により、CBDの化学的側面の多くが明らかになりましたが、特定の病状を治癒または治療する能力に関してはまだ研究が不足している部分も多いです。今までの研究で明らかになったのは、CBDがエンドカンナビノイドシステムを増強および刺激する能力があり、不快感を軽減、精神的安定を改善し、全体的な健康を促進することで健康とウェルネスの向上つながることです。
CBDは様々な症状や予防などに可能性のあるが認められ、多くの研究が進められていますが、今のところ病状の治療または治癒において確固たる証拠を示すのにはまだ不十分なところも多いのが実情です。
    

CBDが作用するまでにどれぐらいの時間がかかるのか

リキッドタイプのCBDで気化して電子タバコのように摂取する方法が体内に最も早く吸収される方法であり、わずか5〜20分程度で効果を実感できます。舌下投与、つまりCBDオイルを舌の下に置いて摂取する方法は、CBDが舌の下の静脈から吸収され始めます。この方法では、使用後30分程度で吸収されます。

まとめ

世界中でCBDの可能性が認められ始め、多くの国で研究が進んでいます。
すでに効果が立証されている病症もあれば、これからのものもありますが、CBDは間違いなく我々の生活を豊かにし健康に重要な成分だと信じています。
これからも研究が更に進むことが楽しみですね。