大麻の歴史と今後の期待について!

草原と日の出
最近、”大麻”という文字をメディアやネットで 見る機会が増えました。
「カナダで大麻解禁」「アメリカで嗜好用大麻が一部解禁」「タイで医療大麻が合法化」など。
 
一方で、日本ではまだまだイメージとしては薬物という側面の方が強いのではないでしょうか。
 
「販売目的の大麻を押収」「大学生の部屋から大麻数株を押収」など。
一体、大麻とは何なのか?
 
大麻とは様々な使い道があり、日本においても古くから関わりのある有益な植
物なのである。
大麻の薬や嗜好品としての歴史は非常に長く、大麻が世界中の社会の発達に重要な役割を果たしたことを示す証拠が数多く見つかっています。
中国やインド、アフリカ、南米、ヨーロッパ、そしてそして北米まで宗教、植民地政策、人々の移住や移動、政治権力と密接な関係を持ってきました。

 

大麻とは!?

大麻とはアサ科の植物植物であり、この葉や花穂などを乾燥させたり、樹脂化したりしたもので、大麻には数百種類の生理活性物質が含まれている。
 
そのうちの一つであるTHC(テトラヒドロカンナビノール)には薬理作用があり、いわゆるハイな状態になる作用があります。
 
大麻は多くの国、もちろん日本においても規制薬物だがだがその扱いは非犯罪化など一様ではなく、国によって嗜好品としても合法であったり、医療大麻としては限定的に容認されている場合もある。
 
大麻の繊維は日本においては古くから利用されており、しめ縄や神事のお祓いの大麻(おおぬさ)などに用いられてきた。
 
そして今注目されているのが医療大麻としての利用です。
CBDと言われる成分がその可能性を大いに秘めており、あらゆるところで研究が進んでいます。

 

世界中で注目される「医療大麻」の起源

人類が初めて大麻に触れたのは今から1万2,000年前ぐらいと言われています。
この時代は新石器時代で人間のくらいにとても大きな転換である、農耕が始まった時代であります。
 
その時から人間は大麻のあらゆる部分を使ってきました。
茎や柄から採れる繊維は布やロープ、コード、紙、建材などに使われていましたし、根や葉、花穂は医療や宗教儀式に使われ、種子は食物として必須脂肪酸やタンパク質を提供してきました。
 
そんな時代に漢方学の父として知られる中国の「神農」と言う人物は、大麻や数百種類の薬草を使った実験を『神農本草経』に記録されていると言われています。
 
その中で神農は「数々の症状に対して大麻草エキスの使用を勧めています」
二世紀に入ると大麻とお酒を混ぜて「麻沸散」と言う製剤を作り、手術の際の麻酔薬として利用されるようになりました。そこから大麻はインドに渡ります。
 
初めは宗教的に使われていた大麻も次第に、赤痢や発熱などの治療に使われるようになりました。

大麻は今後どんなことに期待されているのか?

アメリカやカナダを始め、ヨーロッパやタイなどではCBD(大麻から採れる成分の1つ)の研究が盛んに行われています。
国連世界保健機構(WHO)も医療における使用において、
・癌
・AIDS
・喘息
・緑内障の治療
・抗うつ薬
・睡眠障害
・食欲増進剤
・抗けいれん剤
・腰痛などの疼痛疾患対策
 
など様々な領域における医療利用についての研究を推進しています。
CBDには様々な可能性があり、医療としての利用の他に美容分野においても大きな発展が見込まれています。
 
また、ペット用の商品なども活況です。
今後はさらに研究が進みより良い利用法が模索されていくと思われます。

日本における大麻

現在の日本では「大麻取締法」で以下の様に規制されています。
 
“第1条 この法律で「大麻」とは大麻草(カンナビス・サティバ・エル)およびその製品をいう。ただし、大麻草の成熟した茎及びその製品(樹脂を除く)ならびに大麻草の種子及びその製品を除く”
 
とあります。
つまり繊維などが採れる茎茎とヘンプナッツやシードオイルが採れる種については合法であるということです。